インポート

2005年01月23日

初夢は野生のコウノトリのカップル誕生

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 「豊岡にいる野生のコウノトリと亀岡に来たコウノトリがどこかで出会わないかなあ」
 「気が合って結婚したら最高だけどなあ」

 僕の家から車で30分ほどのところに兵庫県立コウノトリの里公園(豊岡市祥雲寺)があります。この公園と付属施設の保護増殖センターには、コウノトリが現在114羽飼育されていて、このうちの5羽ほどを野生に放す計画がいよいよこの秋に実施されることになっています。

 日本では野生のコウノトリがいなくなって30年余りが経ちますが、たまに大陸から野生のコウノトリが飛んで来ます。
 実は、豊岡には2年半ほど前から野生のコウノトリが1羽棲み付いていて、飼育しているコウノトリを放す前にいろいろ参考になるうえ、縁起が良いと喜ばれています。
 この鳥はオスで、2002年の確か8月5日にやってきたから「ハチゴロー」と言う愛称で呼ばれ、親しまれています。

 ところが、豊岡から車で2時間ほどの京都府亀岡市に去年の秋、もう1羽、野生のコウノトリが飛んで来て、棲み付くようになったのです。落ちていた羽根からDNA鑑定で、最近、こちらはメスとわかりました。
 そこで、冒頭のような夢を描いたわけです。

 コウノトリは気性が激しく好き嫌いもはっきりしている鳥らしく、専門家による保護増殖も大変なので、この二羽の野生のコウノトリがカップルになる可能性は極めて低そうですが、この夢のような話、実現すれば酉年の今年に最もふさわしいけどなあ、なんて勝手に想像したりして・・・。

 去年は、大水害で大変だった豊岡。被災した人たちの気持ちを少しは明るくする話題が、いっぱいあるようにと願いながら、幸せと赤ちゃんを運んでくるといわれるコウノトリに、ことしは夢を託すことにします。

 (写真は、飼育されているコウノトリ)